緊張について
この世界で緊張する人はとても多いと思いますが、
緊張しないようにする極めて重要なことを書きましょう。
といってもそれができないし考えないからみんな緊張するんですけどね。
ホントに緊張する人はたくさんいるらしく、
よく講演で呼ばれる人も緊張するそうです。
なぜみんなこんなに緊張するのか、
緊張するのが性格だと思っている人がいるようですが、
ほとんどあてはまりません。
もちろんちょっとは関係しますが、
前は緊張しやすい人なのに今は堂々としているな、
と思えたような人が回りにいないでしょうか?
それも意味があるのですが、
緊張しないために重要なことはもちろんいくつかあります。
一つは経験でありこれはあまり異論はないでしょう。
そしてほとんどの人がやり方だと思っているようですが、
これが一番の間違いであることにほとんど全員気付いていません。
たとえばあなたにとって重要なプレゼンテーションがあった時、
なぜ緊張するのでしょうか。
それはあなたがとても言いたいことのはずであり、
人々に伝えたいことのはずであり、
緊張どころかうれしくてしょうがなく
緊張などしようがないのが当たり前なのです。
ということは、緊張している段階で
それはあなたにとって最も重要なことではなく、
あなたは本当はそれを伝えることの重要性よりも、
自分がどう思われるかや
自分がうまくできるかどうかを重視しているということです。
つまり緊張することの本質は、
あなたの思考法の根源が間違っているということで
本当にあなたが「それ」を伝えたい、「それ」をやりたいというのであれば、
決して緊張などはしません。
その目的は大きいほどよく達成できないほどよく、
それに向かって邁進している人は人の評価も出来不出来も一切関係ないからです。
うまくやる必要などその目的には関係なく、
熱意であったり本気さであることは皆知っているはずです。
人が聞いてくれるというのは素晴らしいことであり、
自分の言いたいことを言える段階で素晴らしいことなのです。
あなたの言葉を聞く人はあなたが上手いか下手かなど見ていません。
あなたが本質的に何を言いたいのかを聞くために、
あなたに聞いたりあなたを見たりするのです。
だから緊張したくないなら、
自分の恥や変なところや変わったところも含めて、
正直に自分をさらけ出すことだけであり、
さらけ出すことが人類に与えられた最高の権利であると自覚することなのです。
自分に意識のベクトルが向いている状態は
・「自分が」どうみられているか
・「自分が」どう評価されているか
・「自分が」どう思われているか
にフォーカスしている状態です。
「緊張」という状態は、
内側にベクトルが向いている状態でしか
起こりえないからなんです!
(色んな場面を思い返してみて下さい。)
「自分が」と考えるから緊張します。
「相手が」と考えると、緊張出来ません。
「話していることが、どうしたら相手に伝わるだろうか」
「なんて言ったら分かってくれるだろうか」
「いかに相手に伝えられるか」
と考えている間は、緊張も恥もどっかへ言ってしまいます。
外国人に道を聞かれた時を
イメージすると分かりやすいです。
いかに片言でも
相手に伝わるように
ジェスチャーも加えて
必死に伝えようとする
この感覚は大事ですね。